monologue de yoki-ta

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ブードゥーの祝日

1月10日は国民の祝日。
ブードゥーを祝う日。

ブードゥーとは宗教である。
ベナンはブードゥー教の発祥の地と言われている。
南米でも有名な宗教であるが、もとをたどればベナンのウィダという海沿いの町がその発祥の地らしい。

なぜ南米方面にベナンの宗教が広がっているか。
それは多くのベナン人が集められ、このウィダの町から奴隷として送り出されたからである。
ウィダの砂浜には「帰らずの門」という奴隷船乗り場を意味するモニュメントが建造されている。

帰らずの門2
帰らずの門

ベナンの各地でこのブードゥーを祝っているらしく、人々が歌い、踊っていたり、町中を練り歩いている姿を目にした。

ウィダで、それを代表する大きな祭りが開かれるとのことで行ってみた。

私の住むコトヌからタクシーで約1時間半。
会場は大きな広場の周囲にテントを張り、椅子を並べ、正装したベナン人がたくさん座っている。どうも地区ごとに分かれてテントを張っている気がした。

沢山の屋台が出て、売り子が色んな物を売り歩き、まるで体育祭の会場のようだった。


各テントごとで、太鼓などでリズムを取り、手拍子を加えながら踊っている。

踊りに老若男女は関係なさそうだ。
踊りは基本的に腰振り系である。
どこも非常に盛り上がっていた。

踊る民衆

踊る親子
母も踊る

祭りを見るために、フランス人などの外国人の姿もかなり多かった。

真ん中の広場では、ブードゥーの神様らしき大きな三角の藁をまとった人がくるくるまわっている。
炎天下の中、分厚い藁は非常に暑そうだった。
日本的に言えば、獅子舞のような感じか?


ザンベト
三角の物体(ザンベト)が神様の一つ

ブードゥーの呪物師のような人たちの踊りも披露された。
働き盛りの男女。特に男性が多かった。
途中トランス状態になったのか、それぞれが片手にナイフ、もう片方にとぎ石のようなものを持っていて、そのナイフで自分の腕に何度も切り込みを入れていた。

本人たちはトランス状態のため痛くない様子だったが、当然血も吹き出ていて見ている方が痛かった。
この暑く埃っぽい環境で、感染症もなく治癒するかどうかはかなり気がかりだ。

神様がくるくるまわっている姿や、呪物師達の踊りは呪いや、魔術的なおどろおどろしいものを感じ、祭りを踊って楽しもうという楽しい気分にはなれなかった。

逆によそ者は入れない気迫と雰囲気があった。

ちなみにこの祭りでは、写真撮影は禁止されている。

ベナン人は日常的にも写真を嫌がる人は多い。
勝手に撮影するとお金を請求してきたり、騒ぎ出す人もいる。
だから、特定の人を写真に撮るときは了承を得た方がいい。
それはマナーである。

この祭りは、関係者に交渉しお金を支払えば写真撮影はOKらしい。
それでも会場は非常にたくさんの人がいるため、当然隠れて撮影しようとする人は沢山いる。
時々、非常に体格の良いお兄さんが撮影を注意している姿を何度か見た。

フランス人はお金を支払い、メインとされる物や人々を堂々と撮影する姿をよく見かけた。
ブードゥーの呪物師という人々を沢山の白人が群がり、とり囲んで撮影している姿を見ると何とも言えない気持ちになった。
うまく表現できないが、ベナン人にとっての神聖な物を汚してしまっている気がした。
でも、ベナン人が許可していることだからいいのだろうが。

ブードゥーのことは、私自身よく分からない。
自ら「ブードゥー教です。」と言っている人を今のところ会ったことがない。
会う人のほとんどがキリスト教やイスラム教、その他の宗教である。

しかし、それは全てのベナン人の心の中に存在している。
迷信よりも、もっと現実的に真実味のあるものの気はする。

ときどき、ブードゥーが根付いていると感じる会話を耳にする。

ある時、病院の患者さんで家族のことを相談しながら、泣いている人がいた。
現地語でまったく理解できなかったので、相談内容を助産師さんに聞いてみた。

すると「彼女のお母さんが魔術にかかっている。かわいそうに。」と真顔で返ってきた。

そんな感じで日常的に存在を感じる。

よく分からないだけに、理解も難しい。
ただ、ベナンを象徴する文化ということは間違いない。

教会 教会中
ウィダの教会


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