monologue de yoki-ta

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手を洗いましょう!

朝、出勤してみると正門が何やら騒がしい。

気になって見に行ってみると、いつの間にか野外に大きな屋根付きの会場がセッティング。
来賓用に、どうやって移動してきたのか大きなソファがいくつも用意されている。

見慣れないポスターも。
ポスター
~家族の幸せのために、石鹸で手を洗います~

広報車
啓発のための舞台兼広報車


これで何となく状況がわかってきた。

同僚に聞いてみると「手洗いを啓発するためのイベント」が開催されるらしい。

ベナン人には「事前に報告もしくは準備」という感覚がない気がする。
いつも知らされるのは当日。
しかもこちらから聞かないと知らされないことが多い。

ストライキも、当日出勤してみんながいないことに気づくくらい。
誰も事前には教えてくれない。

それは日常茶飯事、そしてもう慣れっこ。

それなら、今日は出席してみよう!
と気持を切り換える。

このイベントは昨年始まって、今年は2回目。
各年ごとに、会場は変わるらしく偶然今年は私の配属先の病院だったらしい。

イベントにはベナン保健省、ユニセフなど国や世界の機関も関わっているらしく来賓も多かった。
場にそぐわない仰々しいソファもそのためだったのだ。

垂れ幕
10月15日は国際手洗いデー

関係者はお揃いの帽子・Tシャツを着て、忙しく動き回っている。
スタッフTシャツ
テレビ局も多数。

だいたい時間どおりに開始。
ベナンの伝統的踊りを披露して、手洗いを啓発する寸劇。
来賓の挨拶。
来賓に手洗いを実践してもらう。
というのが一連の流れ。

啓発の内容は
「なぜ手洗いが必要か?」
・おなかの調子を悪くしたり、下痢を引き起こす
・成長の妨げになる病気を引き起こす

「手を洗うとどんな効果が?」
・病気を避ける
・健康になり、元気に学校に通える
・早く健やかに成長する

「どんな時に手を洗う?」
・赤ちゃんの排せつを処理した後
・食事の準備の前
・赤ちゃんに食べ物を与える前
・トイレに行った時
・食べる前

ということを強く伝えていた。
一般の住民に伝える内容としては、わかりやすくて良かったと思う。

ベナンは日本のように水道が至る所にはない。
野外食堂を開いている人も、大きなたらいにお金を支払って水を汲んでくる。


公共の施設でも水道は少なく、あっても鍵をかけて一般的には使えないこともある。
医療機関ですら水道が壊れていて、ため水で洗っていることも多い。
断水もしばしばで、手を洗いたくても洗えないこともある。

ベナン人はスプーンなどを使わず、直接手で食事をする習慣がある。
野外食堂には、手洗い用の洗剤を薄めた石鹸と水が常に置いてある。
そのシステムはいいなぁと常々思っていた。
試しに
来賓の人も試しに手洗い

だから、この手洗いバケツセットは便利だなと思った。

イベントとしては良かったが、残念な点もあった。

せっかく良い啓発内容なのに、その聴衆が会場となった病院関係者がほとんどだったこと。
一般の住民に聞いてほしかった。

便利そうな手洗いバケツセットは、その開催会場にいくつか寄付されるらしいが、この病院はまだ設備が整っている方だ。
もっと他に必要としている施設はあるはず。

改善点はあるものの、始めたことには大きな意義がある。
今後もこのイベントが続くことを願う。

試しに私も
私も指名され、手洗い。
テレビで放映されたらしく、翌日数人に声をかけられた。


手洗いをして、健やかに大きくなってね~
手を洗って元気に
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