monologue de yoki-ta

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お料理教室

「ベナン食の作り方を覚えて帰国してほしい。教えるから都合のいい日を教えて。」
ある日突然、同僚から提案された。

6月にベナンを去るということが、同僚たちの中で少しずつ実感として湧いてきたのだろうか?

配属先の事業として、2週間おきに離乳食の調理実習が行われる。
離乳食といってもほとんど大人と同じメニューなので、作り方はだいたい分かる。
それを伝えてみたが、「あれは離乳食だから。」と一言で片づけられた。
どうやら、彼女たちの意思は固いらしい。

一応都合のよい日程を告げ、いつもの様に半信半疑でその日を迎えた。
近頃、労働組合の会合が頻繁に開かれていて、ストライキが近い雰囲気を醸し出している。
その日は、偶然「座り込み」と呼ばれる半日だけのプチストライキが決行される日だった。
もう料理教室はキャンセルなのかと思っていたが、同僚の2人は全く意に介すことなく準備を始めていた。
やはり、行われるようだ。

本日のメニューは「アブラヤシの実を使ったソースとパット」

材料は、玉ねぎ・かに・燻製にした小エビ・干した魚・塩・コショウ・ヤシの実、燻製にした魚
材料
干した魚一切れは、香りづけのために入れるらしい。

玉ねぎ、トマト、燻製小エビはすりつぶす 燻製にした魚はかつおのようだった。
すりつぶした材料


① かたいアブラヤシの実をゆでる。
実をゆでる

② 実が柔らかくなったら、お湯をかけながら手でほぐして汁をしぼる(実の中は種と繊維でいっぱい)
汁を出したあと

③ しぼったヤシの汁を火にかける
実の汁

④煮立ってきたらカニ、トマト、玉ねぎ、魚を投入。
具を入れる

⑤塩、コショウ、干しエビの粉、トウガラシで味付け。

パット(日本のご飯のような存在のひとつ)を作る。

①沸騰したお湯の中にトウモロコシの粉を入れて混ぜる。
パット

②きれいに混ざってきたら、さらに粉を加えて練る。(結構力がいる。)
水分がなくなる

出来上がり~
できあがり


パット(トウモロコシの粉を練ったもの)をソースに付けながら食べる。

カニと燻製魚のだしが出ていて、さらにカニは殻ごと食べてしまうが、身がふっくらしていて美味しい味だった。
一般的には魚や肉などをごたごた入れないが、私達のために豪華な材料を調達してくれた。


作り方の中で日本では使用しない物の紹介を少し。

~野菜をすりつぶす時~
すりつぶす

ある程度の大きさに野菜を切ってから、石の台に石を合わせて潰していく。
日本のすりこぎ鉢の役目のもの。
近くでみるとこんな感じ
こんな道具を使う。
手首だけを動かす。コツをつかまないと、ピチャピチャはねて上手くすれない。
ちなみにトマトをすったところ。

~アブラヤシの実~
名前の通り、実から赤い油がとれる。
それを「パーム油」と呼んでベナンでは料理によく使われる。
西アフリカでは、果肉から得られるカロテノイドを多く含む赤色のパーム油が、古くから食文化に不可欠の食用油として利用されてきたらしい。
今回は油としてではないが、実をもっと大量に煮込んで、上に浮いてきた黄色っぽいものを集めてさらに加熱すると「赤いパーム油」が完成する。料理の仕上げにこの油をよく加えている気がする。
具を入れる


手に付くと独特のオレンジ色が取れにくい。
手に付くと・・・

~炭火~
今、日本の一般家庭で使用している人はいないが、ベナンでは一般的。
炭火



日本で作ることは難しいけど、こうやって記録に残しておくことで、今のベナンの食文化を垣間見る良い資料になるだろう。
同僚2人で企画し、出資してくれた様子。
みんなで美味しくいただいて、彼女たちの好意に心も暖かくなった日だった。




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コメント


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久しぶり。元気そうで何より^^

あと、少しになりましたね。きっと、少したくましくなって帰ってくるんでしょうね。

ベナンの食事、写真だけじゃ、イマイチ味が想像できないね。食べてみたくなったよ。

ちぃ | URL | 2010年05月12日(Wed)18:18 [EDIT]


ベナンももう少しになったなぁって思いながらブログを読んでます。
ベナン料理食べたいけど、こんな食材ないぞとか思いながら見てました。(笑)現地ならではの味や風味もあるだろうしね~。でもどれみてもおいしそ♪


2年前、
人生の宝になるはず、
動く勇気の出たときが花、
行ってみるべき、という想いの隅で
消えない不安なあたしの想いがあったけど、
それも1年もすれば
帰国まであっという間だなっていう気持ちに変わっていたのを思い出します。

この2年プラス渡航前の自分を振り返れば、
ベナンに行ったことは
帰国した後のこの先の人生の自信や支えになってくれると思います。
同じ星の中でも全く違う場所で生きている人たち、
いつもブログを見ていて思うのは、
日本人が忘れている生きる事を楽しんでいる人や他人に優しく生きること、
そういう基本的でありながらもとても大事なことを教えてくれる人に出会ってるなって思います。


何処かに行って何かを見ていろんなことを感じても、
全ていいことばかりではないだろうけど、
忘れていた素敵な事を思い出したり新しい事を感じたりしながら
過ごしていたのではないかな。

帰国したら、あたしにもつたえてほしいことはいっぱいよ♪

第2、3の故郷になりそうなくらい貴重な時間を過ごしていると思うから、残りの時間も精一杯過ごしてほしい。

日本もそれなりにいい国だし(笑)とにかく帰国を待ってる人もたくさんいるからね、
ベナンを去るさみしい気持ちと2年ぶりの日本に向けての気持ち、
たくさんの想いと共に気をつけて帰っておいでね。


帰国して少し休んで、
いろんな人にも会いたいだろうから、一息つくまで待ってるよ。
また元気な顔を見せてちょうだい。

みさと | URL | 2010年05月14日(Fri)11:39 [EDIT]


 

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